2018年03月08日

その後のJB75(ガッキイジリpart2)


みなさん
顔、クシャクシャになってません?

もうね・・・「花粉」と聞いただけで
鼻水が垂れよるんですよ、条件反射で。
パブロフの犬みたいなもんです。

さて

以前、Fender Japan JB75 の
改造過程をご紹介しましたが
今回はその仕上げとなります。

今回はノイズ対策として
コントロールキャビティ内と
ピックアップキャビティ内に
ドータイト(導電塗料)を
塗布し、そのついでに
各ピックアップの配線も
すべて BELDEN社製のものに
交換しました。

合わせて、以前から気になって
いた弦高を、あれこれ調整しました。

工程ごとに写真を撮るつもりだった
のですが、作業に夢中になると
つい忘れちゃうんですよねぇ・・・

と、いう事で少ない写真をアップします。
まずはコレ

IMG_4647.jpg

はい
ドータイト塗布後乾燥待機中の
様子です。
作業としては、まずキャビティ内の
塗膜表面を粗し、ドータイトの
「載り」を良くします。
(ピックガードは塗布後に復旧を
 したものです・・・念のため)

2度塗りをし、しっかり乾燥をする
間に、ピックアップの配線を変更します。
が・・・
写真を撮るのを失念しておりました(汗)

ノイズ対策を終え、つづいて弦高調整です。

「ん?ブリッジの駒で高さを調整すれば
 良いんではないの?」と思った方は
鋭い! 
・・・ですが、それだけでは限界が
あるんですね。
(ここら辺の説明は大変長く
なってしまうので割愛します)

今回はここに注目をしたんです。

IMG_4689.jpg

はい
一からナットを作り直したんですねぇ

ナットの弦溝をギリギリまで堀り下げ
弦高を下げるってぇ算段ですゎ~

「既設のナットを掘れば良い
 のでは?」と思われるでしょうが
失敗したら後の祭りですから
既設物は保険で保管が鉄則なのです(笑)

このベースはラディアス指板に
なっており、ナットもその曲線に
合わせて加工をしなくてはならない
のです。う~ん、小難しい・・・

納得のいく曲線ができたところで
今度は弦の溝切りです。
ブリッジからピックアップの
ポールピース真上を通り、ペグに
至るまでの位置関係を確認し
ケガキを入れたら、ホスコの
弦溝専用ヤスリで、慎重に堀り
込みます。

余談ですが、この
ホスコの専用ヤスリって
ちょっと高価ですが持っていると
非常に便利ですよ。(ギター用など
種類も豊富ですよ)
リンクを貼っておきますね。
http://www.hosco.co.jp/japan/products/hosco_luthierstools_gr1.html

はい、で、ネックに収めたら
こんな感じ

IMG_4690.jpg

以前からストックしてある
鼈甲柄のピックガードに変更し
同じくストックしていた
ブリッジカバーなんぞをマウントしたら
完成で~す。

IMG_4688.jpg

実はこのジャズベ・・・
後輩に貸したままに
なっていた物なんです。
後輩いわく
「クローゼットのオブジェ」だった
そうで、ほぼ 貸し出す前の状態を
保っていました。
(それもどうかと思うけど・・・)

という訳で、二回に渡って
お送りした、マニア諸兄くらいしか
興味が湧かないであろう
「ガッキイジリネタ」も完結で
ございます。

では また。





posted by 二代目店長 at 09:15| Comment(0) | その他楽器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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